もらってびっくりした電報

もらってびっくりした電報

63才、男性のエッセイ : 60歳の誕生日を迎えた時

もらってびっくりした電報
60歳の誕生日を迎えた時、これまでに見たこともないような電報をプレゼントされました。

娘夫婦や孫が誕生日を祝ってくれたのですが、誕生会を進めている最中に宅配便が届きました。
その時、皆が私に執拗に取りに行けと命じるのでした。
そこまで言われた為、仕方なく玄関先に向かうと、割と大きな荷物が、それも変わった梱包方法で待ち構えていたのです。

これが電報だとは微塵にも思わず、梱包を解いてみると、とても可愛らしい風船が現れました。
風船の中には、赤とピンク色の花が入っており、風船自体にも可愛らしいデザインが施されていました。
その上に、やはり風船でできた猫が乗っていて、初見ではあっけに取られたのが本音でした。

その姿を少し離れた所から見ていた家族が集まってきて、改めてお祝いのコールをされたのですが、これが私への秘密のプレゼントだったということに、ようやくその時気づくことができました。
しかも、よく見ると電報も添えられており、そこには思わず涙してしまうほど嬉しい文面が乗っており、この歳にして久方ぶりの初体験を経験することとなりました。

誕生日からしばらく経っても、風船はまだ状態を保っており、本当に良い思い出となりました。
また、私の時代にはシンプルな、それも文字数が少なく限定されていた電報が、今ではこんな形で進化していることに、改めて感心しました。

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