もらってびっくりした電報

もらってびっくりした電報

44才、女性のエッセイ : もう随分前のことですが、祖母の喜寿のお祝いを自宅で開いていました

もらってびっくりした電報
もう随分前のことですが、祖母の喜寿のお祝いを自宅で開いていました。
当日お祝いに来ることが出来なかった親戚から、電報が届きました。
祖母は思いがけない電報に、とても喜んでいたようです。

しかし、どうみてもお祝いとは思えない電報です。
いわゆる祝電ではないことは、祖母以外にはすぐに分かりました。
祝電であれば、押し花や刺繍といった綺麗で華やかな台紙なので、見ただけですぐに分かります。それが、どうみても暗い色の台紙なのです。

そうです、祝電ではなく、お悔やみ電報の台紙で届いていたのです。
お祝いの席にお悔やみだなんて、ビックリです。
どこで間違ったのかと首をかしげていると、暫くして郵便局の方が家にやってきました。
それも3人も。そのうちのお一人は年配者のようで、恐らくかなり上の立場の方のように見えました。

どうやら、郵便局で台紙を間違えて電報を送ってしまったとのことでした。
恐縮そうに何度も何度も頭を下げ帰られました。

しかし、お祝いに来ていた親戚一同は「こんなことがあれば、きっと御婆ちゃんは長生きするだろうね」と言っていました。

その言葉通りに、祖母は今も元気で、もうすぐ白寿を迎えようとしています。

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